スーパーマーケットで知っている顔を見た。その子と目が合うと、おもむろに首を傾げたので、なんとなく超能力のような感覚で、ここからドラマな展開が始まるのだと、無闇な幻想を抱いてしまった。人違いでないか確認しただけだろうに。
 それもこれもその子が緑色エプロンの反則を犯していたからだと思う。なぜか緑色のエプロンが好きなオカルト。