恥ずかしげもなく口にするけど、恋の力は偉大なようです。何があったって僕には何もありはしませんが、いろいろと込み入った事柄なんぞはありまして、それは客観の側の自分に、「初めからお互いが好きでいるのは少ないはずだ。ならばどうして成立しようものか。しかしなぜそこら中にあるのか。簡単だ。自分を好いてくれるそれだけで相手を好きになれるものなのだ」この「母と子」(武者小路実篤)の一文を連想させた(ものの正確な文章は思い出せないので飽くまでニュアンスだけです)。なんだなんだ、きっと今は自由に空も飛べるんでしょう。
 これが僻み。これが妬み。そんなお手本です。やれやれ。